レイカーズのフロント代表に就任したマジック・ジョンソン、最初の仕事はポール・ジョージ獲得か?
かつての好敵手ラリー・バードに大型トレードを打診? 先日レイカーズのアドバイザーとなったばかりのマジック・ジョンソンが、2月21日に球団社長に就任すると発表された。これでバスケットボール運営部門に関する全権を掌握したジョンソンが、ペイサーズに大型トレードを持ちかけていると噂されている。 『USA Today』によれば、ジョンソンはかつてのライバルであるラリー・バードが球団社長を務めるペイサーズに対し、エースのポール・ジョージを含むトレードを提案している可能性があるという。 ジョージは2018年のオフにフリーエージェントになる。今のところは残留を基本方針と考えているようだが、オールスター期間中に受けた『ESPN』のインタビューで、NBA優勝という目標を達成する環境が整わず、チームの方向性も定まっていない現状に困惑している素振りを見せた。 しかも、ジョージはロサンゼルス出身。NBA優勝5回を誇るジョンソンから、「コービー・ブライアントの後継者として来てほしい」とラブコールを受ければ、心が揺らいでも不思議ではない。 もしジョージの心に少しでも移籍を検討している要素があるのであれば、見返りゼロで出て行かれるよりも『何らかのリターン』を受け取っておくべきとペイサーズも考えていることだろう。もしこの噂が事実なら、バードは現役時代にしのぎを削り合ったライバルと、今度はコート外でバトルしていることになる。 規模こそ大小の差はあれど、各チームが戦力補強、人員整理を進める中、再びリーグの勢力図に影響を与えかねない大型トレードは成立するのだろうか。NBAの移籍市場が閉まるまでの今後24時間は、何が起こっても不思議ではない。
写真=Getty Images