錦織 リオで苦杯、次はエキシビ
男子テニスのリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)は21日に行われたシングルス1回戦で、第1シードの錦織圭は世界ランク76位のT・ベルッチ(ブラジル)にストレートで敗れ、初戦で姿を消した。 前週のアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、ATP250)で決勝へ進出し、A・ドルゴポロフ(ウクライナ)に敗れるも準優勝を飾った錦織は、ベルッチ戦で苦杯を喫した。 第1セットの第8ゲームまでは互角に戦っていたが、サウスポーから繰り出すベルッチの強打に押されて第9ゲームでブレークを許すと、第10ゲームでは最後フォアハンドのウィナーを決められ、セットカウント0-1とする。 第2セットに入っても地元の声援を受けるベルッチに流れが傾き、第1ゲームでブレークされた錦織。第4ゲームでブレークバックしたが、第7ゲームではミスを重ねてしまい、このセット2度目のブレークを許す。第10ゲームでは3本のマッチポイントをしのぐ粘りを見せたが、結果的に第7ゲームから1ゲームも取ることが出来ず、4-6, 3-6のストレートで敗れた。試合時間は1時間19分。 この日は得意のリターンが決まらず、ブレークチャンスを掴んだ数はわずかに1だった。その1チャンスを活かすことは出来たが、自身のサービスゲームでは4度のブレークを許してしまった。 錦織を破る金星をあげたベルッチは、23日の2回戦で敗退した。 クレーで2015年のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)以来 約2年ぶりのタイトル獲得とはならなかった錦織だったが、今年はメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード、 ATP250)を欠場する変化をつけた。 今後は、3月6日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われるエキシビションマッチ「BNP Paribas Showdown」の10周年記念大会に出場。 その後のスケジュールは、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)とマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)のハードコート2大会へ出場すると、公式アプリ「KEI NISHIKORI」で発表されている。 錦織の2017年前半の公式戦スケジュールは以下の通り。 ■ブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250) ■全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム) ■アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、ATP250) ■リオ・オープン(ブラジル/ リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500) ■BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000) ■マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000) ■バルセロナ・オープン(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500) ■ムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、 ATP1000) ■BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000) ■全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム) ■ゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝、ATP500) ■ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)
初戦で敗退した錦織圭