#引退相撲
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相撲
双葉山に通ずる豊ノ島の逆転着想 ~常識とらわれず時代彩る
大相撲夏場所が新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を不安視される中、土俵を沸かせた人気力士がまた一人、土俵を去った。元関脇で36歳の豊ノ島。4月17日に引退が発表され年寄「井筒」の襲名が決まった。身長は約170㌢と、力士としては小柄ながら三役を通算13場所務め、三賞を計10度獲得するなど活躍。2010年九州場所では横綱白鵬と優勝決定戦を演じたこともある。奮闘の原動力となったのは、小さい体を武器にするという逆転の発想。多彩な思考で土俵と向き合い、身長を言い訳にしないどころか前向きに捉える生きざまは、偉大な先人に通ずる。鮮やかに時代を彩った相撲巧者だった。
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大相撲
横綱は引退で数億円の収入!?謎に包まれている退職金と引退相撲興行
稀勢の里の荒磯親方がスーツで出勤というニュースが出ていたが力士は引退すれば親方になる。それは大関以下の有資格者も同じことだ。ただし親方になるには年寄株と言われる年寄名跡を所持している者、あるいは借り受けた者で、かつ日本国籍を有していなければならない。親方になれば、いくら大横綱でもまずは管内の警備担当からというのが角界の慣わしだ。現在の相撲協会のトップ八角理事長も親方として最初の仕事は館内警備だった。前回は横綱の給料についてお話ししたが、今回は親方になるためにかかる費用から懐事情を探ってみよう。