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今もデリック・ローズを愛するファンの顰蹙を買ったアンソニー・モロー、背番号『1』へ伸ばした手を引っ込める
ローズが背負った『背番号1』は今もアンタッチャブル デリック・ローズは、もうブルズの選手ではない。だが、ローズがニックスに移籍したのはチームがジミー・バトラーを軸とするプランに切り替えた結果のトレードであって、本人は残留を望んでいた。そのため、ブルズの選手としてはマイケル・ジョーダン以来となるシーズンMVPを受賞したローズを、ファンは今も強く支持している。 それを知ってか知らずか、トレードデッドラインの2月23日にサンダーからブルズに移籍したアンソニー・モローが、ローズが着けた1番を要求。この行動に怒ったブルズファンが、「ローズに対する敬意を欠いている」とモローを痛烈に批判した。 ファンの反応を知ったモローはすぐさま背番号を変更することをSNS上で発表。「シカゴのファンの皆に対して敬意を欠くつもりはなかった」と釈明している。 「もし皆の背番号1に対する気持ちを知っていたら、最初から選ばなかった。申し訳ない。すぐに変更する。Dローズは友達で、いつだって彼をリスペクトしているし、シカゴにとって大切な選手として称えられていることも理解している。申し訳なかった」 同じことを昨秋のトレードでブルズに加入したマイケル・カーター・ウィリアムズもやってしまったのだが、その時も同様の批判が起こり、背番号変更という形で落ち着いた。 カーター・ウィリアムズもモローも、フロントが一言伝えてやれば済む話。その程度の気が回らないのであれば、球団としてローズへの敬意を欠いていると批判されても仕方がない。 いずれにしてもブルズの1番は、正当な後継者が現れるまでしばらく『アンタッチャブル』ということになりそうだ。
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