サンズのマスコット『ゴリラ』のファインプレー、試合中断や選手のケガにつながる状況を瞬時に解消!
コート内に飛び込むド派手なダイブを決めるも実は…… サンズのマスコット『ゴリラ』が、NBA選手同様の身のこなしを見せた。 3月7日にホームで行なわれたウィザーズ戦の第4クォーター序盤、両チームの選手たちが右ウィング付近での攻防を繰り広げる中、突如ゴリラがペイント内に滑り込み、即座にエンドライン後方に去っていくのが確認できる。 よく見てみると、コートにスティック状のものが転がり、ゴリラがコートにダイブしてキャッチしているのが分かる。プレー中の選手がこれを踏んで転倒し、ケガをするようなことがあれば大問題だ。ゴリラはこれをすぐさま回収し、試合進行を妨げることなくコート外へと去った。 もっとも、誰にも気づかれないわけにもいかない。突然コートに滑り込むゴリラにウィザーズのボーヤン・ボグダノビッチも一瞬立ち止まって凝視。クロアチア、スペイン、トルコと渡り歩いたボグダノビッチにとっても、プレー中にゴリラが飛び込んできた経験はあるまい。 Uh, @SunsGorilla what's going on here? pic.twitter.com/5p46FqNbGR ルーズボールを生かそうとコート外にダイブする選手の姿はしばしば見られる。最も印象的なのはデニス・ロッドマンのダイブ、それにインスパイアされたであろう『スラムダンク』の桜木花道のダイブだろう。だが、コート内にダイブする選手はいないし、ゴリラとなれば前代未聞だ。 ところが、である。『Fox Sports』によれば、これはゴリラがホームファンを煽るために使っている小型ドラムのスティックで、勢い余ったゴリラの手から滑ってコートに転がってしまったもの。ゴリラはこれを回収するためにダイブを敢行していたのだ。決死のファインプレーで試合進行を妨げなかったゴリラだが、お手柄と言っていいかは微妙なところ。これで選手がケガをするようなことがあれば大問題だった。これからドラムを叩く際には十分に注意が必要だ。
写真=Getty Images