R・マドリード、BBCへ揺らぐ信頼感
執筆者 Manuel Bruña レアル・マドリード版トリデンテといわれるBBCは、R・マドリードの中心的役割を担い始めてから時間が経つ。 3月4日に行われたリーガ26節SDエイバル対R・マドリード。BBCのC・ロナウドとベイルが出場しなかった。 CLの対ナポリ戦で、BBCは揃って出場。ジダン監督は彼らに信頼を寄せていた。 しかし、試合後の同監督の表情を見る限り、何人かの選手が彼を失望させてた。そこから、すべての視線がBBCに集中した。 ジダン監督のみが不満だったのではない。多くのレアルサポーターが、CL準々決勝へ進出できるか不安だった。対ナポリ戦のファーストレグ(第1戦)を苦しんだ原因として、ジダン監督の名を挙げていた。 R・マドリードは後半セルヒオ・ラモスのゴールにより、なんとか勝利を収めた。しかし、試合後半の奮闘と勝利がBBCの信頼を回復することはなかったようだ。 BBCは、攻撃面での貢献度はなしに等しかった。彼らのゴールポストをとらえたシュートはわずか3本。C・ロナウドは2本、ベンゼマは0本、ベイルは1本だった。BBCはお互いに理解できず、パス交換も少なかった。 攻撃面でほぼ役割を果たせなかったということは、守備では全く機能していなかった。3人とも他の選手とのカバーリングの連携ができず、チームメイトも不満をあらわにした。 マドリードでは、BBCがフットボリン(スペインのサッカーゲーム。選手が固定され、連携のないボードゲーム)のようにしか機能していないと、皮肉の声があがっている。それにもかかわらず、C・ロナウドがハーフタイムに、チームの守備ができていないというコメントをし、他の選手を困惑させた。 R・マドリードのチーム内の雰囲気は、良くない状況だ。