ハリソンが破壊した4本のラケット
ラケット4本破壊で初戦敗退
男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は9日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク67位のD・ズムル(ボスニア)に4-6, 6-3, 5-7のフルセットで敗れた同45位のR・ハリソン(アメリカ)は、ラケットを4本も破壊してコートを去った。 この日、今年2月のメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード、ATP250)でツアー初優勝を飾ったハリソンは、ファイナルセットの第12ゲームで40-40からポイントを取られ、怒りからベンチに置いてあったラケットを踏みつけた。その後、マッチポイントを決められると持っていたラケットを地面に叩きつけ、2時間10分でゲームセット。 しかし、ハリソンの怒りはこれでおさまらず、バッグに入っていたラケットを2本破壊し、後味が悪い形でコートを後にした。 一方、勝利したズムルは、2回戦で第22シードのA・ラモス=ヴィノラス(スペイン)と対戦する。 今大会には日本勢から第4シードの錦織圭が初戦の2回戦で、世界ランク41位のD・エヴァンス(英国)と同82位のD・ブラウン(ドイツ)の勝者と対戦する。 ラッキールーザーの西岡良仁は前日の1回戦でE・イメル(スウェーデン)をストレートで破り、第19シードのI・カルロビッチ(クロアチア)との2回戦へ駒を進めている。
ハリソンが破壊した4本のラケット