19歳フリッツ、ペールに快勝
男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は11日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカードで出場のT・フリッツ(アメリカ)が世界ランク40位のB・ペール(フランス)を6-3, 6-2のストレートで下し、大会初の2回戦進出を果たした。 この日、5本のサービスエースを決めたフリッツは、ペールに1度もブレークを許さず、自身は3度のブレークに成功して1時間5分で勝利した。 2回戦では、第6シードのM・チリッチ(クロアチア)と対戦する。両者は今回が初の対戦。 19歳のフリッツは元ジュニア世界ランキング1位で、アメリカ期待の若手選手。ツアー優勝はないが、昨年のメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード、ATP250)では初のツアー決勝進出。 今季は、1月のRBCテニス・チャンピオンシップス・オブ・ダラス(アメリカ/ダラス、ハード、ATPチャレンジャー)で準優勝を飾り、メンフィス・オープンとデルレイ・ビーチ・オープン(アメリカ/デルレイ・ビーチ、ハード、 ATP250)では2回戦へ進出した。 一方、敗れたペールはオープン13・マルセイユ(フランス/マルセイユ、ハード、ATP250)、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)に続き3大会連続で初戦敗退となった。 また、日本勢は第4シードの錦織圭とラッキールーザーの西岡良仁が出場。 2回戦で錦織は日本時間13日(現地時間12日)に世界ランク41位のD・エヴァンス(英国)、西岡は日本時間12日(現地時間11日)に第19シードのI・カルロビッチ(クロアチア)と対戦する。
快勝で2回戦進出のフリッツ