ナダル 4度目Vに向け好発進
男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は12日、シングルス2回戦が行われ、第5シードのR・ナダル(スペイン)が世界ランク145位のG・ペラ(アルゼンチン)を6-3, 6-2のストレートで下し、12年連続13度目の3回戦進出を果たした。 この試合、ナダルはペラのサービスゲームを5度破って、1時間21分で勝利した。 3回戦では、第26シードのF・ベルダスコ(スペイン)と世界ランク74位PH・エルベール(フランス)の勝者と対戦する。 ナダルはシード勢が順当に勝ち進んだ場合、4回戦で第9シードのR・フェデラー(スイス)、準々決勝で第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する可能性のある厳しいブロックに入っている。 BNPパリバ・オープンには、今年で12年連続13度目の出場。2007・2009・2013年に優勝を飾っており、2011年にも決勝進出を果たしている。昨年は準決勝でジョコビッチにストレートで敗れた。 復帰戦となった1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)では、ベスト8に進出。全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)決勝では、往年のライバルのフェデラーとフルセットに及ぶ死闘を演じ、惜しくも敗れたが完全復活を印象づけた。 全豪オープン以来、約1カ月ぶりの実戦となったアビエルト・メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)で決勝に進出するも、S・クエリー(アメリカ)にストレートで敗れ。惜しくも今季初優勝を逃した。 同日のシングルス2回戦で、第4シードの錦織圭、第14シードのL・プイユ(フランス)、第18シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第25シードのG・ミュラー(ルクセンブルグ)は3回戦に駒を進めたが、第23シードのクエリー、第32シードのM・グラノジェルス(スペイン)は敗退した。
3回戦進出を決めたナダル