東北楽天イーグルスのオコエ瑠偉は、春季キャンプ初日となる2月1日に痛みを訴えた。精密検査を受けるために2日に久米島から帰京。剥離(はくり)骨折を疑われていたが、検査の結果、右手薬指の側副靭帯(じんたい)損傷と診断され、手術を受けることになりそうだ。昨秋のみやざきフェニックスリーグで右手中指を痛めたオコエは、その患部をかばってプレーし続けたことで新たなケガを負ってしまった。

 今オフはテキサス・レンジャーズに所属するダルビッシュ有からウエイトトレーニングを教わるなど、オコエは肉体改造に励んでいた。昨シーズンに比べ、一回り大きくなった身体でキャンプに挑んでいたが、思わぬ形で一軍から去ることとなった。

オコエは9日に都内の病院で手術を行う予定で、復帰に2~3カ月かかる見通し。これによって3月31日の開幕戦出場が絶望的となった。

【オコエ瑠偉】1997年7月21日生まれ、東京都東村山市出身。2015年にドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。昨年は球団史上初の高卒新人で開幕一軍入りを果たし51試合に出場した。2016年までの一軍での通算成績は打率.185、1本塁打、6打点、4盗塁。


VictorySportsNews編集部