CLバルサ逆転劇 世界中に最高の宣伝効果
執筆者 Santi Nolla Director de Mundo Deportivo それはチャンピオンズリーグで優勝するより素晴らしい。 PSG戦での大逆転勝利の後、バルセロナのイメージはより強固な素晴らしいものとなった。 この大逆転が与えたインパクトは、CLを制する以上のものがあるだろう。あらゆるメディアでファンの数は増加し、SNSの世界では驚くほど反響だった。 3月10日に、バルセロナが2017―18シーズンのプレシーズン、アメリカ・マイアミでクラシコを戦うと発表した記者会見には、記録的な数メディアが詰めかけた。 特に彼らはバルセロナの大逆転に関心を持っていた。6―1の勝利が、情熱をかきたてる素晴らし出来事だと世界中が褒めたたえた。誰もやったことがないことだった。またそのシチュエーションが素晴らしかった。セルジ・ロベルトがゴールを決めたのは試合終了間際の95分だった。 大逆転劇は世界中のファンがSNSを通して身を乗り出し見つめていた。たった7分間ほどで成し遂げられたものだった。 この試合はバルセロナにとって最高の宣伝となった。クラブのイメージは今までになくアップ。歴史上最も収益性の高い7分間といえるだろう。6―1の勝利はクラブの能力、信頼、信念、努力、目的をよく表していた。 今、世界は3月8日の夜以降、より濃いバルセロナ色に染まっている。 3月11日午後まで、サンティ・ガルセス氏が撮影したメッシの写真をクラブのメディアを通して約8千万人が見た。それにはクラブの『フェイスブック』や『インスタグラム』『ツイッター』(カタルーニャ語、スペイン語、英語)も含まれる。『ツイッター』に関しては、6―1となってからバルセロナには75万人ものフォロワーが増えた。 これには個人やメディアによるネット利用は考慮されていないにも関わらず、彼の写真はいまだにインパクトを与え広まり続けている 営業面から考えると、この大逆転劇は驚異的なものだ。世界に向かって開かれたバルセロナのさまざまな機関は、商業的な重要性を増すための勝者としての価値を持っている。スポンサーは、歴史の一部になれると大きな確信を持って、バルセロナというクラブのイメージを共有したいと考えている。 大逆転はタイトル以上なのだ。クラブが素晴らしい価値を持っていることを全世界に示したのだ。 PSG会長ナーセル・アル=ヘライフィーやスポーツディレクターのクライファートは5―1となったところで観客席を後にした。 カタルーニャ自治州の首相カルラス・プッチダモンは、ただ一人その瞬間に立ち会った。フランス大使は親切にも空いていた場所に移っていた。 興味深いことに、グラウンドやスタジアム、観客、ロッカールームなど、さまざまな角度からの映像が取り上げられていたのに、6―1となった時のボックス席の映像はまったくないのだ。 そこに換気の渦が巻き起こっているにも関わらず。カメラはそれをとらえておらず、またとらえていたとしても放送していないのだ。唯一、この大逆転劇に欠けていた映像だった。普段はいつも、特に以前は、ボックス席の歓喜の様子を放送していたが…。 その答えは、カタールのスポーツ専門局「ビーイン・スポーツ」が生中継を放送していたからだ。