ラケットを破壊したベルディヒ
大逆転負けでラケット破壊
男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は13日、シングルス3回戦が行われ、第13シードのT・ベルディヒ(チェコ共和国)は世界ランク70位の西岡良仁に6-1, 6-7 (5-7), 4-6の大逆転で敗れ、ベスト16進出とはならなかった。 この日、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率が100だったベルディヒは西岡を圧倒し、第1セットを先取。第2セットもミスを誘い出してゲームカウント5-2とリードし、第8・第10ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。 しかし、ネットに出るも西岡にパッシングショットを決められるなどでリズムが狂い始めたベルディヒはミスを連発し、タイブレークを落とした時には怒りでラケットを破壊してしまった。 その後も試合を通して10本のダブルフォルトを犯すなど勢い、最後はセンターへサービスエースを決められて2時間21分で力尽きた。 2015年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)のリベンジを果たした西岡は、4回戦で第3シードのS・ワウリンカ(スイス)と対戦する。 その他の日本勢では、第4シードの錦織圭が3回戦で第25シードのG・ミュラー(ルクセンブルグ)と顔を合わせる。この試合は日本時間15日の3時(現地14日の11時)に開始予定。
ラケットを破壊したベルディヒ