ドイツのオーベルストドルフで行われたノルディックスキーW杯の予選で、フライングヒルの個人第16戦で葛西紀明が日本勢トップとなる6位で、4日に開催される本戦へ進出することになった。

 前回大会の第15戦ドイツ・ビリンゲン大会では、個人戦37位と悔しい結果に終わった葛西であったが、その屈辱を晴らすべく予選で200メートル越えの好ジャンプを見せた。自身が2014年11月にフィンランドのルカで達成した、W杯最年長優勝記録更新に向けて視界は良好で現役レジェンドが4日の本戦へと挑む。

【葛西紀明】1972年6月6日生まれ。北海道上川郡下川町出身。東海大四高校から地崎工業、マイカルを経て現在は土屋ホームに選手兼任監督として所属。スキージャンプの選手として20年以上も第一線で活躍しており、40歳を超えて衰えることのない力を世界に見せつけている。愛称は「レジェンド」。


VictorySportsNews編集部