ギグス「プレミアで世界トップクラスの選手はアレクシスとアグエロしかいない」
元ウェールズ代表のライアン・ギグスは、チリ人のアレクシス・サンチェス(アーセナル)とアルゼンチン人のセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)だけが、プレミアリーグで活躍する世界トップクラスの選手だと考えている。 マンチェスター・U所属時にCL優勝の経験があるギグスは、自身が執筆しているイギリス紙『The Telegraph』のコラムの中で「プレミアのチームのレベルはここ5年間で低下している」と指摘した。 「プレミア勢がCLで苦戦する原因は明らかである。2005年から2012年頃にプレミアのチームがCLを圧巻していた時代に比べて、レベルが落ちているからだ」とかつての世界的プレイヤーは分析している。 「世界トップレベルの選手はプレミア以外のリーグに多く所属しているように思われる。プレミアにはトップレベルの選手が十分いない。マンチェスター・Cのアグエロとアーセナルのアレクシス・サンチェスを除けば、CLに出場したプレミアのチームには世界トップレベルの選手はいないだろう」と加えた。 CLの決勝トーナメントで唯一プレミア勢で生き残っているレスター・シティFCは、準々決勝でアトレティコ・マドリードと対戦する。マンチェスター・Cとアーセナルは決勝トーナメント1回戦でそれぞれASモナコ、バイエルン・ミュンヘンと対戦したが、いずれも敗退している。 「レスターは、唯一世界クラスの選手がいないにも関わらず決勝トーナメントで生き残っているチームだ。FCバルセロナやレアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンなど準々決勝に駒を進めた他のチームと比べれば、これは驚くべきことだ」と主張した。 記事の最後にギグスは「昨今のCLで優勝するためには、トップレベルの選手が3人以上必要なのは明白だ。現在のプレミアにはこのような選手が非常に少ない。単純にお金の問題ではなく、移籍交渉や選手の獲得がうまくいっていないからだ」と強調した。