マイケル・ヴィックは2001年にアトランタ・ファルコンズからドラフト1位指名を受け入団。ルーキー時から持ち前の驚異的なスピードと、強肩でQBとして活躍した。2004年にはナショナル・フットボール・カンファレンス(NFC)南地区で優勝を果たした。その後、チャンピオンシップまで勝ち上がったことで、NFLを代表するスター選手となった。

 しかし、2007年に闘犬賭博に関わったとして有罪となり、NFLから無期限の出場停止処分を受ける。2009年に処分が解除され、フィラデルフィア・イーグルスに籍を移して復帰。その後、ニューヨーク・ジェッツ、ピッツバーグ・スティーラーズに在籍し、30歳を超えても劣らぬスピードでファンを魅了した。2015年シーズン後にはフリーエージェントとなっていたが、3日にESPNで「私は別の人生を歩む準備が正式にできたと思う」と語り引退宣言をした。

【マイケル・ヴィック Michael Vick】1980年6月26日生まれ、アメリカのバージニア州出身。2001年のNFLのドラフトでアトランタ・ファルコンズから全体での1位指名を受ける。ルーキーの2002年から抜群の脚力と強肩でアメリカン・フットボール界を席巻、2004年にはファルコンズと10年で1億3000万ドルという大型契約を結ぶ。しかし、2007年に闘犬賭博で有罪判決を受け、1年1ヶ月の禁固刑を受ける。NFLから無期限出場停止処分を受けるが、2009年に処分が解除され選手としてカンバックし、2015年シーズンまで活躍していた。


VictorySportsNews編集部