【速報】錦織 6年連続3回戦へ
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は24日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの錦織圭が世界ランク74位のK・アンダーソン(南アフリカ)を6-4, 6-3のストレートで下して初戦突破、6年連続の3回戦進出を果たした。 シード勢は1回戦免除のため、この日が初戦だった錦織は元世界ランク10位のアンダーソンの強烈なサービスに、得意のリターンで対抗して第5ゲームでブレークに成功し、第1セットを先取。 第2セットの第1ゲームを終えた時点で小雨が降り出して数5分間 試合が中断するも、集中力を切らさなかった錦織が第3ゲームで鮮やかなバックハンドのウィナーを決めてアンダーソンのサービスゲームをブレーク。その後もリードを守り、危なげなく勝利を手にした。 3回戦では、第25シードのF・ベルダスコ(スペイン)と予選勝者のE・エスコベド(アメリカ)のどちらかと対戦する。 上位シード勢が勝ち進んだ場合、4回戦で第15シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)、準々決勝で第11シードのL・プイユ(フランス)と対戦する組み合わせ。準々決勝で対戦の可能性があった第7シードのM・チリッチ(クロアチア)は初戦で姿を消した。 今大会の第1シードはS・ワウリンカ(スイス)、第2シードは錦織、第3シードはM・ラオニッチ(カナダ)、第4シードはR・フェデラー(スイス)、第5シードはR・ナダル(スペイン)、第6シードはD・ティエム(オーストリア)、第7シードはチリッチ、第8シードはD・ゴファン(ベルギー)。 昨年のマイアミ・オープンで錦織は決勝へ進出したが、N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて惜しくもマスターズ初優勝とはならなかった。 前週のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では準々決勝で敗れたが、20日に発表された世界ランキングで自己最高タイの4位へ返り咲いている。 また、今大会は世界ランク1位のA・マレー(英国)と同2位のジョコビッチの欠場により、錦織はグランドスラムに次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で自己最高の第2シードで出場している。 その他の日本勢では、同日の2回戦で世界ランク58位の西岡良仁が第13シードのソックに挑む。
3回戦進出を果たした錦織圭