昨年覇者 複勝利で望みつなぐ
男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 アルゼンチン対イタリア(アルゼンチン/ブエノスアイレス、クレー)は4日、ダブルスが行われ、C・ベルロク(アルゼンチン)/ L・マイェール(アルゼンチン)組がS・ボレッリ(イタリア)/ F・フォニュイーニ(イタリア)組を6-3, 6-3, 4-6, 2-6, 7-6 (9-7)のフルセットで下し、昨年覇者のアルゼンチンは1勝2敗で最終日に望みをつないだ。 この試合、ベルロク/ マイェール組は、1度もブレークを許すこと無く第1・2セットを奪って勝利に王手をかける。しかし、ここから流れが一転し1度もブレークの機会を作ることができず最終セットに突入したが、タイブレークを制して1時間13分で勝利した。 大会初日の3日に行われたシングルスで、世界ランク84位のG・ペラ(アルゼンチン)は同43位のP・ロレンジ(イタリア)に、同81位のベルロクは同68位のA・セッピ(イタリア)にそれぞれ敗れ、2敗と後がなくなっていた。 第1シードとして臨んでいる今大会、アルゼンチンは、昨年優勝の立役者であるJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を欠いており、苦しい戦いを強いられている。 昨年、アルゼンチンはクロアチアとワールドグループ決勝で対戦。1勝2敗で迎えた最終日、M・チリッチ(クロアチア)とのエース対決に臨んだデル=ポトロは2セットダウンの崖っぷちに立たされるも、ここから大逆転勝利。続く最終試合では、F・デルボニス(アルゼンチン)がI・カルロビッチ(クロアチア)をストレートで下し、初優勝を飾った。 大会最終日の5日に行われるシングルス2試合では、ベルロクとロレンジ、ペラとセッピが対戦する予定。
昨年のイギリス戦時のアルゼンチン代表