2017年2月4日、ドイツ各地でブンデスリーガ第19節が開催された。ヘルタ・ベルリンがホームにインゴルシュタットを迎えて行われた試合は、開始直後にいきなりゲームが動いた。相手DFのミスを突いて左サイドを抜け出したサロモン・カルーが、ゴール前にグラウンダーのクロスを入れる。それを原口元気が落ち着いてゴールに流し込み先制点を挙げた。その後は両チームともなかなか決定機を作り出すことができず、原口のゴールが決勝点となり1-0でヘルタ・ベルリンが勝利。ライプツィヒ戦以来4試合ぶりの先発出場となった原口の活躍で、ヘルタ・ベルリンは昨年から続く連敗を2で止めた。

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 首位のバイエルン・ミュンヘンは、11位に低迷するシャルケと対戦。前半10分、アルトゥーロ・ビダルのスルーパスに抜け出したロベルト・レバンドフスキーがループシュートでゴール。幸先よく先制したバイエルンだったが、前半13分にゴール前でのフリーキックのチャンスを与えてしまう。それをナウドが決めてシャルケが同点に追いついた。その後、シャルケのグイード・ブルクシュタラー、バイエルンのレバンドフスキーのシュートがそれぞれバーに弾かれる場面もあったが、両者とも得点には至らず1-1の引き分けとなった。

 その他、2月4日に行われたブンデスリーガ第19節の結果は以下のとおり。

バイエルン・ミュンヘン1-1シャルケ
(内田篤人はベンチ外)
ボルシア・メンヘングラートバッハ3-0フライブルク
ケルン1-0ヴォルフスブルク
(大迫勇也は先発出場、後半41分に交代)
ホッフェンハイム4-0マインツ
(武藤嘉紀は先発出場、後半30分に交代)
ヘルタ・ベルリン1-0インゴルシュタット
(原口元気は先発フル出場)
ドルトムント1-0ライプツィヒ
(香川真司はメンバー入りも出場せず)

【原口元気】1991年5月9日生まれ、埼玉県出身。小学生から全国で注目を集める存在で、中学進学時に浦和レッズジュニアユースに入団。2009年に17歳でプロ契約を果たす。浦和レッズでの活躍後、2014年にヘルタ・ベルリンへ移籍。クラブで定位置をつかむと日本代表にも復帰し、ワールドカップ最終予選で4試合連続得点と日本代表においても欠かせない存在となっている。


VictorySportsNews編集部