「米国に残ると練習し過ぎる」谷原秀人が休養を求めて帰国
世界ゴルフ選手権「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」で4位の谷原秀人が28日、10年ぶり2回目の「マスターズ」出場を決めて帰国した。世界ランクを60位から48位に上げて、『3月27日時点のランク50位以内』の出場条件を滑り込みでクリア。数日後には再渡米して2007年以来となるオーガスタに立つ。 現地のホテルや航空チケットはこれから手配し、再渡米の日時もまだ決まっていないドタバタの中でのオーガスタ入りとなるが、まずは「ゆっくり休みたい」と休養を最優先に考えての一時帰国。「米国に残ると練習し過ぎちゃうし、家に帰ることが一番リラックスできる。体をしっかりメンテナンスしたい」と、家路についた。 リラックスしながらも準備も整える。コース攻略に必要な高精度のドローボールを求め「ドローを打ちやすいクラブをどう選んでいくか」と、投入するドライバーを見極めていく。なお、出場選手に贈られる招待状は日本に郵送される予定だが、再渡米中に入れ違いになる可能性が高いという。 世界ランク55位で迎えた2017年。同50位入りを目標に1月上旬の米国ツアー「ソニーオープンinハワイ」から6カ国を転戦し、「マスターズ」出場にこぎつけるまでの足跡をまとめた。 日程/大会名/順位/世界ランク推移 1月12日~「ソニーオープン」(ハワイ)/27位/55位→54位 1月19日~「SMBCシンガポールオープン」(シンガポール)/9位/54位→54位 1月26日~「レオパレス21ミャンマーオープン」(ミャンマー)/22位/54位→57位 2月16日~「ワールドスーパー6パース」(豪州)/15位/58位→56位 3月2日~「WGCメキシコ選手権」(メキシコ)/32位/56位→57位 3月22日~「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」(米国)/4位/60位→48位 なお、谷原のほかロス・フィッシャー、トミー・フリートウッド(ともにイングランド)、ワン・ジョンフン(韓国)の3人が新たにオーガスタ行きの切符を手にした。今週開催の米国ツアー「シェルヒューストンオープン」の優勝者に最後の出場権が与えられる。(編集部・塚田達也)
マスターズ出場権を手土産に帰国した谷原秀人