昨年はV争い 宮里藍は「良い傾向」の流れでメジャー初戦へ
◇米国女子◇ANAインスピレーション 事前情報(28日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72) 2005年から13年連続出場となる宮里藍が、開幕2日前の28日(火)に9ホールの練習ラウンドを実施。「シーズンはじめから状態はいい。あまりスコアには出ていないが、自分の感触としては悪くない」と、今季メジャー初戦に乗り込んだ。 18位で終えた昨年大会は予選ラウンドを首位で折り返し、最終日まで優勝争いを演じた。その前週の「キア・クラシック」では3年ぶりのトップ3フィニッシュを飾り、「この試合の前にキアでいいステップができて、その流れでいいプレーができた」と振り返った。 今年は「フィーリングは良いが、足踏み状態」と振り返る。日本ツアー1試合を含めた4試合に出場し、予選落ちは1試合としながらも、終盤の失速が目立ち最高順位は56位。順風満帆とは言い難いシーズン序盤だが、「ショットがだいぶ上向きになってきた。序盤は噛み合っていなかったけど、先週(キア・クラシック/64位)から、チャンスの数が増えたことは良い傾向」と捉えている。 コースがあるカリフォルニア州は、年間降雨量が少ない砂漠気候。今年はメジャーの舞台に相応しく、選手からは例年以上に良好なコンディションとの評価が聞こえてくる。「グリーンも良好で、ピッチマークが少ない」と話す一方で、日に日に硬くなるグリーンのスピードを警戒した。「ストロークはすごくいいので、読みとスピードが合えばいい。しっかりと自分のやるべきことをこなせて行けたら」と、コースと対峙する。 予選ラウンドはパク・ソンヒョン(韓国)と同組で、初日は午前8時36分に10番ティからスタートを切る。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/糸井順子)
開幕2日前は9ホールの練習ラウンドをこなした宮里藍。調整は順調なようだ