宮里美香は“省エネ”調整を経てメジャー初戦へ
宮里美香が今季3試合目でメジャー初戦を迎える理由
◇米国女子◇ANAインスピレーション 事前情報(28日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72) 米国女子ツアー参戦9年目の宮里美香が、自身の米ツアー今季3試合目でメジャー初戦を迎える。指定練習日の28日(火)はイン9ホールの練習ラウンドをこなし、選手たちが警戒する高速グリーンと、コースマネージメントを念入りに確認した。 宮里がメジャーを前に、ここまで2試合の出場にとどめたことには理由がある。前年は、今大会の前まで8試合全てに出場。初戦のバハマから米国、豪州、アジアと転戦し、再び米国に戻る過密スケジュールだった。 「疲れもあった。今年はオフを長めにとり、トレーニングと休養に充てようと思った」と“省エネ”のスケジュール調整を決断。今年の自身の初戦は、1月末の米ツアー開幕戦から約1カ月後の、地元沖縄県で行われた日本ツアー「ダイキンオーキッドレディス」に設定した。 当然、不安もあったが、「結果はどっちに転ぶかはわからないけど、そんな1年もいいかな」と割り切った。充実したトレーニングの甲斐もあって、シーズン序盤の大一番を前に「状態はいい」という。 「今年で(米国参戦)9年目を迎える。毎年目標を聞かれるけど、いつだって勝つことが最大の目標。でも、自分にプレッシャーをかけずにプレーできればいい」。初日は、地元カリフォルニア州出身のアリソン・リーと午後1時45分にティオフする。2012年8月「セーフウェイクラシック Presented byコカコーラ」に続く、ツアー2勝目を大舞台で引き寄せられるか。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/糸井順子)
宮里美香は“省エネ”調整を経てメジャー初戦へ