大会ホステスとして挑む有村智恵。ショットは万全ではなくても戦う術は知っている
ショット不振の有村智恵「自分を信じて」ホステス大会へ
◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 事前(29日)◇葛城ゴルフ倶楽部山名C(静岡県)◇ 6568ヤード(パー72) 今季からヤマハゴルフと用品契約を結び、今週はホステスプロとして大会に臨む有村智恵。ツアー通算13勝を誇るが、直近の優勝は5年前の2012年。「どうなるのかな?っていう感じはあるけれど、ベストを尽くしたい」と、開幕前の心境を語った。 今年は3試合に出場し、パーオン率は58.0%で73位と低迷している。「ショットの面で、このコースを攻略するまでの技術があるのかなっていう不安がある」と、口ぶりを重くするのは、客観的に判断した自身の状態が理由。それでも、過去の13勝を振り返ると、決して万全のショットではなかったこともまた認識している。 「自分が優勝を重ねていたときも、毎回100(点のショット)かというと、50に満たない中でもうまくやっていた。自分を信じて、勇気を持って攻めた結果、30とか40のショットが70、80の結果に繋がっていったことが多かった。その意味では、いまは完璧にはほど遠いけど、よい結果を残せるレベルには来ているのかなと思う。その気持ちを自分で消してしまわないようにしたい」。 前週の土曜日からコース入りして、開幕前に2.5ラウンドをこなした。「優勝は意識するけど、このコースは我慢比べのところもある。目の前の1打に集中したい」と、クールに意気込んだ。(静岡県袋井市/今岡涼太)
大会ホステスとして挑む有村智恵。ショットは万全ではなくても戦う術は知っている