オーストラリアのヒンツェンバッハで開催されたノルディックスキー・ワールドカップのスキージャンプ女子第14戦。高梨沙羅は1回目のジャンプで89メートル、2回目はこの日の最長不倒となる92メートルを飛び、合計254・8点で今季8勝目を挙げた。

 前週に行われたルーマニアのルシュノブ大会から現在3連勝中で、今大会の勝利で通算52勝目となった。男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)が持つ歴代最多優勝回数53の記録まで残り1勝と迫っている。

【グレゴア・シュリーレンツァウアー】1990年1月7日生まれ、オーストリアのチロル州インスブルック出身。2006年3月にワールドカップ初出場。2008-09シーズンにシーズン最多となる13勝、2012-13シーズンには10勝を挙げ、個人のワールドカップ通算勝利数で世界1位となる。しかし、2014年12月を最後にワールドカップでの優勝はなく、2016年1月に休養を宣言。2017年1月に約1年ぶりとなる実戦復帰を果たしたばかり。


VictorySportsNews編集部