14歳の天才少女が3年ぶり2度目のメジャーに挑戦
◇米国女子◇ANAインスピレーション 事前情報(29日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72) 11歳で2014年の「全米女子オープン」予選会を史上最年少で通過し、07年のレキシー・トンプソンの記録(12歳)を更新してメジャーの舞台に立ったルーシー・リーが、2度目のメジャー大会出場を決めた。14歳のリーは「全米女子アマ」の史上最年少出場記録(10歳)を保持するほか、個性的なファッションで注目されている。 26日に、ピート・ダイ・リゾートコースとダイナショア・トーナメントコースを使用して行われた「ANAジュニアインスピレーション」で、54ホールを通算3アンダーでプレー。後続に4打差で優勝し、本戦出場権を獲得した。全アマチュア6人が出場する最後の1人に滑り込んだ。 細身の体から、すらりと伸びた手足。11歳当時150cmだった身長は、今では10cm以上伸びた。プロ顔負けの堂々とした振る舞いで、開幕前日はドライビングレンジ、パッティンググリーンで最終調整に臨んだ。「とても興奮しているの。本戦が待ち遠しいわ。グリーンはとてもきれいで、ラフは深いけど、ここでプレーする楽しみがいっぱいあるのよ」。 「ANAジュニアインスピレーション」と併せて行われたイベントに参加したメジャー6勝を含む通算31勝、91年に世界ゴルフ殿堂入りしたパット・ブラッドリー(66)も、「才能もあるし、将来を期待できる選手。何よりも堅実。トラブルを招いても、ひるむことなく落ち着いてプレーしていた姿が印象的だった。だってまだ彼女14歳なのよ」と、リーのプレーに期待していた。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/糸井順子)
今日も個性的なウェアのルーシー・リー