シーズン終盤に急失速したキャバリアーズ、チームの現状に危機感を訴えるカイリー・アービング「自分がもっとやらないと」
スパーズ戦に敗れた後、レブロンと意見をぶつけ合う 3月29日のバックス戦をセルティックスが落としたことで、ゲーム差なしでなんとか東カンファレンス首位に返り咲いたキャバリアーズ。だが、今月に入って守備が崩壊しており、15試合を終えた時点ですでに9敗を喫している。 3月27日に敵地で行なわれたスパーズ戦では74-103で完敗。勢いではセルティックスに分があるだけに、ここからチームを立て直すのは簡単ではない。3年連続のファイナル進出、そして2連覇を果たすためには、是が非でもチームケミストリーの修復が必要だ。 レブロン・ジェームズとともにリーダーとしてチームを束ねるカイリー・アービングは、ジェームズと同様に現状に危機感を持っている。『ESPN』によれば、アービングはスパーズ戦の後、レブロンと意見をぶつけ合ったという。 29日の練習後にメディアの取材に応じたアービングは、「自分がもっとやらなければいけない」と語った。 「チーム全員で取り組まないといけない問題だけど、自分のパフォーマンスを振り返ってみると十分ではなかった。もっと高いレベルのプレーを自分に課さないといけない」 2連覇を目標に掲げているからこそ語気も強まる。「もし2回、3回と優勝していきたいのなら、これじゃダメだ。僕はもっと優勝したい。もちろん勝ちにいくよ。このチームのリーダーとしてすべきことは、自分がチームメートを引っ張ることなんだ」と続けた。 試合のなかった2日間でコンディションは回復できたはず。その間にセルティックスが敗れ、勝率で4厘上回るキャブズが首位に復帰した。レギュラーシーズン最大の山場となる4月5日の直接対決までにどこまで復調できるか、まずは30日のブルズ戦に注目したい。
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