アザールがR・マドリードへ移籍か
同選手はチェルシーFCのオーナー、ロマン・アブラモビッチ氏と2020年6月まで契約を結んでいる。この噂が本当ならば契約違反となる。 R・マドリード関係者から、事前契約したかの真意は明らかにされていない。しかしアザールは、ジダン監督に会いにマドリードに訪れ、R・マドリードのスター選手達が住む高級住宅街を見下ろしたとされている。 アザールの現在の年棒は、1,600万ユーロ(約19億円)とされている。R・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長であれば、高額の年棒を支払うことができるであろう。アザール獲得に向けて予め準備していたことは明白である。 このような疑惑は、スポーツでよくあることである。 現在、アザールはアントニオ・コンテ監督の下でチームNo.1のスター選手としてプレーしている。しかし、R・マドリードのホームスタジアムであるサンティアゴ・ベルナベウでは、クリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイル、カリム・ベンゼマなどの大物スター選手たちと共にプレーをしなければならない。 なお、ベンゼマの移籍の噂もあるが明確ではない。 アブラモビッチ氏から信頼され、クラブの交渉を務めているチェルシーFC会社取締役のマリア・グラノフスカイア氏の存在を忘れてはならない。アザールは2020年まで契約を結んでいることから、本人は移籍の可能性を否定している。 また、コンテ監督が中国の家電小売販売会社・蘇寧(そねい)グループからの巨額投資を受けているインテルナツィオナーレ・ミラノからオファーを受けたとされている。 チェルシー内部ではさまざまな問題が起こっているようだ。 パウロ・ディバラ獲得の噂 ジダン監督は、アザールが2007―12シーズン、LOSCリール・メトロポール(フランス、リーグ・アン)で有望な若手選手としてプレーしていた頃から彼を評価している。 一方でユヴェントスFCのパウロ・ディバラの存在を忘れてはならない。 ペレス会長は、クリスティアーノ・ロナウドがキャリアの終盤を迎えていることから、新たなスター選手を探しているのだ。 リオネル・メッシの大ファンであるディバラは、R・マドリードよりFCバルセロナを選ぶ可能性もある。 チャンピオンズリーグベスト8バルセロナ対ユヴェントスでの彼の活躍次第では、以前からディバラを評価していたペレス会長が、獲得に向けて本腰を入れるとされている。 また、イスコ、マテオ・コヴァチッチ、アルバロ・モラタ、ハメス・ロドリゲスがディバラとのトレード候補に挙がっている。 ほかにも、以前ユヴェントスで一緒であったコンテ監督が、モラタ獲得を熱望しているとの話もある。