フェデラーの目の前で破壊
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は31日、シングルス準決勝が行われ、第12シードのN・キリオス(オーストラリア)は第4シードのR・フェデラー(スイス)に6-7 (9-11), 7-6 (11-9), 6-7 (5-7)の大接戦の末に惜敗し、マスターズ初の決勝進出とはならなかった。 この日、最後フェデラーのサービスを返球することが出来ず3時間10分で力尽きたキリオスは、フェデラーの目の前で激闘の末に敗れた悔しさからラケットを地面に叩きつけ、握手を交わした。 敗れたキリオスだったが、元世界ランク1位のフェデラーに14本のサービスエースを叩き込み、股抜きのパッシングショットを決めるなどポテンシャルの高さを知らしめた。 キリオスとフェデラーはこれまで戦った試合で、全セットがタイブレークへもつれる接戦となっている。今年のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)準々決勝も2人は対戦する予定だったが、キリオスが食中毒で棄権していた。 一方、BNPパリバ・オープンに続きマスターズ2大会連続の優勝を狙うフェデラーは、決勝で第5シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する。 両者は今回が通算37度目で、ナダルの23勝13敗。この黄金カードは、日本時間3日の午前2時(現地2日の13時)に開始予定。 【フェデラーvsキリオス 戦績】 <2017年> マイアミ・オープン準決勝 フェデラー 7-6 (11-9), 6-7 (9-11), 7-6 (7-5) キリオス BNPパリバ・オープン準々決勝 フェデラー W/O キリオス棄権 <2015年> ムチュア・マドリッド・オープン2回戦 キリオス 6-7 (2-7), 7-6 (7-5), 7-6 (14-12) フェデラー
(左から)フェデラーとキリオス