ガボンで開催されているアフリカ・ネイションズカップは2月5日に決勝戦を迎え、カメルーン代表とエジプト代表が対戦した。試合は前半22分、エジプト代表がモハメド・エルネニー(アーセナル所属)のシュートで先制し、1点リードで前半を終える。後半に入るとカメルーン代表の反撃が始まり、ベンジャミン・ムカンジョ(ロリアン所属)のクロスを途中出場のニコラ・ヌクル(リヨン所属)がヘディングで合わせてゴール。

 後半14分にカメルーン代表が同点に追いついた。さらに試合終了間際の後半44分、後半から投入されたヴァンサン・アブバカル(ベシクタシュ)が後方からのパスを胸で押さえ、右足で相手DFの頭上を抜くシャペウからのボレーで逆転ゴールを奪った。試合はこのまま終了し、2-1でカメルーン代表が勝利。8大会ぶり5度目の栄冠を手にするとともに、2017年6月にロシアで開催されるFIFAコンフェデレーションズカップへの出場権を勝ち取った。

【アフリカ・ネイションズカップ】アフリカサッカー連盟(CAF)が2年に1度開催する大会で、CAFに所属するアフリカ各国の代表チームが参加する。1957年の初開催以来、原則は2年に1度のペースで開催されていたが、2013年以降は奇数年開催に変更された。FIFAワールドカップの前年に開催されるFIFAコンフェデレーションズカップが開催される年は、優勝国にコンフェデレーションズカップ出場権が与えられる。最多優勝回数はエジプト代表の7回となっている。


VictorySportsNews編集部