単独首位で迎える最終日 レキシー・トンプソンの勝率は?
◇米国女子◇ANAインスピレーション 3日目(1日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72) 日没順延となっていた第2ラウンドを終えて、単独首位に立ったレキシー・トンプソンが、大会2勝目へ大きく前進した。この日、引き続き行われた第3ラウンドを6バーディ、1ボギーの「67」でプレーして、通算13アンダーとし、後続に2打リードで大会最終日を迎える。 ツアー屈指の飛ばし屋が異次元のゴルフで魅了した。前半8番までを1アンダーで迎えた9番(538yd/パー5)。ティショットはフェアウェイセンターをとらえると、第2打は3Wでグリーン手前の花道まで運んだ。アプローチはピンを3.5mほどオーバーしたが、下りのフックラインを読み切ってバーディを奪うと、グリーンを取り囲んだギャラリーから大きな歓声が上がった。 14年の今大会(当時・クラフトナビスコ選手権)でメジャー初タイトルを飾ったトンプソン。直近3年の成績は、優勝(14年)、7位(15年)、5位(16年)。パワーヒッターが有利と言われるミッションヒルズCCで、平均飛距離271.97yd(ツアー3位)のトンプソンにとって相性のいい大会だ。このまま逃げ切るのか。最終日を首位で迎えた勝率を調べてみた。 2010年のプロ転向からツアー通算7勝。これまで、首位で最終日を迎えたのは計10回でうち5勝している。現時点での勝率は5割。直近では「ホンダLPGAタイランド」(16年)と、大会史上2番目の年少記録(19歳と55日)で制した「クラフトナビスコ選手権」(14年)での優勝だ。 「ゴルフは、何が起こるかわからないけど、ゴルファーとして(優勝して18番グリーンサイドの)“ポピーポンド”に飛び込むイメージだけは、いつも想像しているわ!あしたはそれが叶うといいけど…」。 ちなみに、これまで予選ラウンドを首位で折り返した時の勝率は6回中3勝で、こちらも同時に勝率5割。最終日の大歓声の中、“ウォーク・オブ・チャンピオン”(18番グリーン脇のカート道)を笑顔で歩くトンプソンは見られるか。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/糸井順子)
最終日、笑顔で“ウォーク・オブ・チャンピオン”を歩くレキシー・トンプソンは見られるか?