フェデラー 全仏前の大会欠場
男子テニスで世界ランク4位のR・フェデラー(スイス)は2日に自身の公式サイトで、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の前に行われるクレーの全大会を欠場すると発表した。 今後のスケジュールについて公式サイトには以下のように綴られている。 「健康で万全の体調だと感じると、今回のようなテニスをすることが出来る。だから、クレーコート・シーズンに休養をとることで全仏オープンへ向けて集中したい。その後、芝とハードコートのシーズンを万全な体調で迎えたいと思っている。また世界1位になれるとしたら素晴らしいことだけど、まだ道のりは長い」 フェデラーは2日に行われたマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)決勝で、長年のライバルであり友人でもあるR・ナダル(スペイン)にストレート勝ちして今季3勝目をあげ、3日に発表された世界ランキングでは錦織圭とM・ラオニッチ(カナダ)を抜いて4位へ浮上した。 全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)、マイアミ・オープンで頂点に立ったフェデラーは、今シーズンの決勝戦で無敗。 マイアミ・オープンの決勝は、大会史上初の30歳以上同士の対戦だった。同時に35歳のフェデラーは大会史上最年長チャンピオンになった。 サービスが好調だったフェデラーは重要なポイントでもナダルを圧倒し、1度もブレークを許さなかった。 フェデラーが最後にマイアミ・オープンを制したのは2006年(5セットマッチ)で、その時は現在のコーチであるI・リュビチッチ(クロアチア)を下しての優勝だった。
マイアミOP優勝のフェデラー