(左から)ナダルとフェデラー
絶好調フェデラー 19勝1敗
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は2日、シングルス決勝が行われ、第4シードのR・フェデラー(スイス)が第5シードのR・ナダル(スペイン)との通算37度目のライバル対決を6-3, 6-4のストレートで制し、11年ぶり3度目の優勝。大会後の世界ランキングでは前回から2つ上げ、4位へ浮上した。 黄金カードとなった決勝戦、フェデラーはナダルの強烈なアプローチショットに対して、鮮やかなパッショングショットを決めるなどで第1セットを先取。第2セットも主導権はフェデラーが握り、この日1度もブレークチャンスを与えない完璧な試合運びで、対戦成績を14勝23敗とした。試合時間は1時間34分。 今大会、フェデラーは第10シードのT・ベルディヒ(チェコ共和国)との準々決勝、第12シードのN・キリオス(オーストラリア)との準決勝を接戦の末に勝利し、ナダルとの決勝へ駒を進めていた。 今回のタイトル獲得で今季3勝目、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000) に続きマスターズ1000で2大会連続の優勝。また、今年はドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)2回戦の敗北のみで、今シーズンの戦績は19勝1敗となった。 今大会は世界ランク1位のA・マレー(英国)と昨年覇者で同2位のN・ジョコビッチ(セルビア)が肘の怪我で欠場。第1シードのS・ワウリンカ(スイス)は4回戦敗退、第2シードの錦織は準々決勝で姿を消した。
(左から)ナダルとフェデラー