修造 錦織GS優勝「壁がある」
スポーツキャスターの松岡修造氏は3日、WOWOWの番組「WOWOWテニスデー APRIL ~ 錦織圭・大坂なおみ いざ勝負の全仏へ!語り尽くせ5時間SP ~」で放送されるプロ野球元ヤクルト監督の古田敦也氏との対談の収録で、世界ランク7位の錦織圭について「本当にグランドスラムのギリギリのところで、体力というよりも、もう1つ大きな壁がある気がする」と語った。 「N・ジョコビッチ(セルビア)もA・マレー(英国)もずっとその壁を破れなかった。勝てると言われて、ずっと勝てなかった。でも、破ったらずっと勝ち始めた。破り方の方法を知ったから。今、錦織選手はそこにいるような気がする」と松岡氏。 現在27歳の錦織は、2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でグランドスラム初の決勝進出。その後も各四大大会で8強入りを果たすなどコンスタントに結果を残しているが、未だグランドスラムのタイトルには届いていない。 「とにかく1回(壁を)破ってくれれば、一気にグランドスラム4つ勝つ可能性がある。」 また「彼自身がいつ勝てるかだと言っていた。違う言い方をすると、勝たなきゃいけない。できるだけ早く。ここから1年後、2年後になってくると若手が出てきてしまう」と錦織の下の世代について触れた。 「今、若手で本当に危ないなと思うのはN・キリオス(オーストラリア)選手だけ。その他の選手もキューピッチでやってきている。そうなると、その壁はどんどん厚くなってしまう。今は、ジョコビッチもマレーも不安定。こんなチャンスはない」と、今年の活躍を期待していた。 この対談の模様は、4月15日(土)午後0時30分から「WOWOWテニスデー APRIL ~ 錦織圭・大坂なおみ いざ勝負の全仏へ!語り尽くせ5時間SP ~」で放送される。
錦織について語った松岡修造