テア・シュテーゲン「PSG戦終盤、前線に上がったとき、スアレスにここで何をしているんだといわれたよ」
バルサのシュテーゲンは、スペイン紙『La Vanguardia』のインタビューに答えた。GKとしてキャリアをスタートさせたきっかけや、CL決勝トーナメント1回戦セカンドレグ(第2戦)、パリ・サンジェルマンFC(PSG)戦における逆転劇のカギとなった試合終盤の前線への上り、さらに最後の得点に繋がったボール奪取について語った。 「僕が9歳の時、サイドからサイドへ動く選手たちを、全く違う視点で見ることができる感覚を気に入ってしまったんだ。それにチームメイトたちの動きを指示したり、助けたりするのはとても楽しかったよ。正直に言うと、本当はフィールドプレーヤーになりたかった。でもあのときチームのゴールキーパーが怪我をしてしまって、僕は1回きりのつもりでやったんだ。それがまさか自分のポジションになるとは思わなかった。サッカーとはこういうもんなんだろうね」 「PSG戦での攻め上がった位置は僕がプレーをするポジションではないし、実際何をしていたかはよく覚えていないよ。監督はジェスチャーで僕に上がるように指示したんだ。でもアシスタントコーチのウンスエは『上がるな、残れ』と言っていたから、僕は彼のほうは見ないようにしていたけどね(笑)前線に上がったときには、ルイス・スアレスに『お前、ここで何してるんだ』って言われたよ。『まだ残り1分ある、この限られた機会を活かさなくちゃだめなんだ』と僕は彼にいったんだ」 「バルセロナ寄りだったという審判に対する批判もあるけれども、6点も決めているのならばそれはもう審判の力ではないよ。あのPSG戦でも、僕らが得をする判定もあればそうでないものもあった。サッカーの世界では、たとえそれが真実でなかったとしても全ての考えを口にすることが許されているから仕方ないけどね。あの試合、僕らは開始3分に1点を決めている。あのような重要な試合の勝敗は審判の力で決まるものではなく、強い気持ちや勝つために歩んできた道のりによって決まるものだ。3―1にされたときも含めて、どの瞬間も勝利への欲求を失わず、100%自分たちを信じたからこそあの勝利を手にすることができたんだよ」 「もし僕らがCLを優勝したら、アルダ・トゥランは髭を剃るっていうし、僕は坊主にするよ。まだ他に誰がするかは話していないけれども、僕はしたいと思っている。来シーズンの始動日、僕は坊主姿で現れることになるだろうね。アルダはもういないかもって?大丈夫、心配いらないよ」