生涯グランドスラム狙うマキロイ トランプ大統領との2度目のゴルフは「考え直す」
◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前情報(4日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72) ロリー・マキロイ(北アイルランド)が、初めてメジャーを制したのは2011年の「全米オープン」。以降は、12年「全米プロ」優勝、14年は「全英オープン」と「全米プロ」でメジャー2連勝を遂げた。翌年からの「マスターズ」は毎年キャリアグランドスラム達成がかかっている。 これまで「マスターズ」を含むキャリアグランドスラムを達成したのは、ジーン・サラゼン、ベン・ホーガン、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)、ジャック・ニクラス、タイガー・ウッズの5人。史上6人目の快挙を目指すマキロイは、15年は4位、16年は10位タイで終えた。優勝争いとは遠い位置ながら、上位フィニッシュを決めている。 ろっ骨の疲労骨折から回復した2月には、ドナルド・トランプ米大統領とゴルフをプレーして政治的な批判も浴びた。この日の公式会見でも話題に上り「ゴルフをした以上の意味はない」と強調。「また一緒にプレーするかって?たくさん反動があったから考え直す」と鎮静化を図った。 2011年大会で最終日に大逆転負けを喫し、獲り逃したグリーンジャケット。屈辱をバネに実力を誇示してきたが、27歳はどうも“お騒がせキャラ”が払拭されない。「(出場試合で)3連勝しているダスティン・ジョンソンが有力なのは当然。僕は試合に向けた準備をしっかりやりたい」。ホン・ラーム(スペイン)、そして日本の谷原秀人と同組の予選ラウンドで、快挙に向けたプレーを開始する。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)
あとはマスターズだけ…マキロイはグリーンジャケット獲得でメジャー全制覇となる