サンパオリ監督、ネイマールと抱擁を交わした理由を説明
セビージャFCはカンプ・ノウで行われたFCバルセロナ戦を3―0で落としたことで、リーガにおいて5試合連続で勝利から見放されてしまった。 セビージャ率いるホルヘ・サンパオリ監督は、試合後の記者会見に姿を現し、FCバルセロナのリオネル・メッシやネイマールを称賛する以前に、勝利を必要としていることを認識している。 「世界ナンバーワンの選手に対して、ましてやそれがアルゼンチン人ならば批判に対して同調することなんかできないよ。メッシを批判している人たちは、その行為によって何かを得ている人たちだろう。彼は全てのアルゼンチン人に誇りを与えてくれている」 サンパオリ監督はそのように同郷のプレーヤーを称えた。 またネイマールに関しては「ネイマールは偉大な才能に恵まれており、将来的にメッシの後継者になりうる存在である。個人的にもそうなることを願っているよ」と語っている。 また同監督は、前半のバルセロナのプレーを称賛し、チームが3点を奪われた時間帯を「悪魔のような8分間」と表現した。 同時に既に差がありながらもハーフタイムを機に、気持ちを切り替えた自らの選手たちの姿勢を強調した。 「前半はスペースを有効に使うことができなった。バルサにボールを支配されてしまっては、勝利を手にするのは非常に難しくなる。それでも後半はより対等に試合をすることができたと思う。最後にゴールに結びつかなかったものの、スコア以上のプレーはできていたからね」 「後半はより狙い通りのサッカーができていたが、前半に背負ったビハインドを縮めることはできなかった。多くのチャンスをつくっていたからこそ、結果には少し失望しているよ」 現在チームを取り巻く悪い流れに関しては、選手たちに精神面で影響を及ぼしているという。 「結果が下降しているかどうかは、最終的にこの長いシーズンが終わった時にチャンピオンズリーグの出場権を得ているかどうかで見ることができるだろう。チームは現在、レアル・マドリードやバルセロナと同じリズムを保つことができるかどうかのプレッシャーを抱えており、再びその軌道に乗るためにチームは少し苦労をしている状況だ」 その上で、チームが再び勝利を手にする必要があることを語った。 「我々に必要なのは再び勝利することだ。シーズンを通して、運に恵まれて我々が勝利を手にした試合も存在している。しかし今はそうではなくなった状況を打破しなければならない」