首位のR・マドリードがバルサとの差を3ポイントに広げる
執筆者 Sergi Solé 4月8日、一足先に行われたR・マドリード対A・マドリードのマドリードダービーは1―1の引き分けに終わった。 それから数時間後に行われたマラガ対バルサの一戦は、誤審や不可解なジャッジにより2―0でマラガに軍配が上がり、バルサは首位R・マドリードとの差を縮める絶好のチャンスを失う結果となった。 これにより勝ち点を72に伸ばしたR・マドリードに対し、バルサは勝ち点69。その差は前節より1ポイント多い3ポイントまで広がってしまった。 しかもR・マドリードは悪天候により順延となったセルタ戦が残っており、消化試合が1試合少ない状況となっている。 仮にバルサがマラガに勝利していればR・マドリードと勝ち点72で並び、更に4月23日に行われる直接対決で勝利することで、首位を奪回できるシナリオが一気に現実味を帯びるはずだった。 現状ではバルサが逆転優勝をするためには、バルサが残り全試合を勝利する前提とした上で、4月23日にサンチャゴ・ベルナベウ(R・マドリードの本拠地)での直接対決を含め、R・マドリードが残り8試合で2敗することが必要条件となる。 直接対決となるクラシコの前にはリーガ第32節があり、ラフィーニャをけがで、更にネイマールを警告で欠くバルサは、ホームにレアル・ソシエダを迎える。 一方、ラファエル・ヴァランとペペの2人を怪我で、更にクリスティアーノ・ロナウドを累積警告で欠くR・マドリードはアウェーでスポルティング・ヒホンと対戦する。 リーガ第32節の前にはチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のファーストレグ(第1戦)も控えており、バルサは4月11日にアウェーでユヴェントスFC、R・マドリードも4月12日に同じくアウェーでバイエルン・ミュンヘンと対戦する。 なおセカンドレグ(第2戦)は、リーガ第33節に予定されている直接対決の翌週に行われる。