ネイマール、ジル・マンサーノ主審に送った拍手の代償
執筆者 Ángel Pérez 8日、FCバルセロナのネイマールはマラガFC で2枚のイエローカードにより退場した。 退場した際に、ネイマールが第4の審判に対して行った拍手に対して、審判委員会が制裁の判断を下した場合、ネイマールは23日に行われるレアル・マドリードとのクラシコを欠場する可能性が出てきた。 この試合で主審を務めたマンサーノ氏は、このネイマールの行動に関し試合後の報告で、「退場処分になった後、ロッカールームへのトンネルをくぐる際に、第4の審判に拍手をしながら近付いた」としている。 ネイマールに2、3試合の欠場が言い渡される可能性については、ここから生まれることとなった。 規則の理解を踏まえた上で、このネイマールと同じ過去の前例に目をやると、ビジャレアルCFのマリオ・ガスパールと共に、再び同じ審判の名を目にすることとなる。 それはレアル・マドリードの良い“取引相手”として同主審を有名にした、ビジャレアル対R・マドリードとの一戦だった。ちょうどアディショナルタイムムに差し掛かろうとしたとき、ガスパールは主審の判定に抗議をしたとして警告を受けている。 マンサーノ氏は、この試合のレポートに、「マリオ・ガスパールを、以下の理由により警告をした。『私の判定に対して皮肉を込めて拍手をした』」と記載している。 そのイエローカードが累積5枚目であったマリオは、翌節の試合を欠場している。しかし、主審へ行った拍手に対してのお咎めは、そのイエローカード1枚で済んでいる。 全く同じことをしたネイマールが支払う代償を大きく下回っているのだ。 ネイマールに対する処分報告書は以下の通り ネイマールに対するジル・マンサーノ氏の報告「処分:要確認」 その他、発生事項:選手(ネイマール・ダ・シルバ・サントス・ジュニア)は退場処分になった後、ロッカールームに続くトンネルをくぐる際、第4の審判に拍手をしながら近づいた。 アンチェロッティの前例 当時のR・マドリードを率いていたカルロ・アンチェロッティ監督も過去2試合の出場停止処分を受けたことがある。 「試合終了後、ホームチームの監督、カルロ・アンチェロッティ氏は、30メートルの距離から拍手をしながら私に近付き、しつこく、そして露骨に我々の裁定に不満を表わした。ロッカールームへ続くトンネル内においても、アシスタントの副審1に対して同じアクションを続けていた」 試合後のレポートにはこう記されていた。このイタリア人監督とネイマールが行なった度合いは大きく異なっており、一目瞭然である。 にもかかわらず、ネイマールが受けた処分がアンチェロッティ監督と同じであることは、とても不思議である。