キャバリアーズ、ラリー・サンダースに見切りをつけエディ・タバレスと契約し、プレーオフ・ロスターを整える
昨期の優勝メンバー、ダンテイ・ジョーンズも呼び戻す ラプターズとのレギュラーシーズン最終戦で主力を温存する可能性が高いことから、東カンファレンス1位をセルティックスに譲る格好となったキャバリアーズ。注目されるのはプレーオフに向けたロスターに誰を加えるかだったが、過去の実績ではなく、勢いに乗った選手、そして昨シーズンの優勝メンバーを呼び戻すことを決めたようだ。 『The Vertical』と『Cleveland.com』によれば、キャブズは4月11日にラリー・サンダースを解雇。12日にセンターのエディ・タバレスと契約する見込みだという。 キャブズはトリスタン・トンプソンの控えとして、バックスから2010年のドラフト全体15位指名を受けたサンダースを獲得。しかし、2015年からプレーしていなかった影響から試合勘が戻らず、キャブズは2連覇という目標達成に心もとないと判断したようだ。 タバレスは過去ホークスに所属し、直近2シーズンで12試合に出場。今シーズンはDリーグのラプターズ905で48試合に出場し、平均10.6得点、7.7リバウンド、2.7ブロックという成績を残している。NBAでの経験は少ないが、キャブズはタバレスの勢いにかけたのだろう。 また、キャブズは残るロスター1枠を埋めるため、昨シーズンの優勝メンバーでもあるベテランのダンテイ・ジョーンズと契約する見込み。 ジョーンズは昨シーズンのレギュラーシーズン最終戦前にキャブズと契約し、プレーオフで15試合に出場。ポストシーズン期間中わずか合計17得点7リバウンドに終わったものの、評価の高い守備で球団初優勝に貢献し、チームに必要な闘志を注入したと言われている。 キャブズは今シーズンだけで22選手をロスターに登録したが、それもこれも2連覇を実現させるため。ポストシーズンを勝ち上がるには試合を通じて精度の高い突貫工事を進め、チームを完成させなければならない。紆余曲折を経てようやく陣容が固まったが、乗り越えなければならない課題は少なくない。
写真=Getty Images