2017年2月6日、スポーツ専門局ESPNはMLB機構がストライクゾーンと敬遠四球に関する規則の変更をMLB選手会に提案したと報じた。どちらも試合時間を短縮することが目的の改革案で、選手会が同意すれば今季から導入することが可能である。

 現行ルールのストライクゾーンの下限は膝蓋(しつがい)骨の下となっているが、これをヒザ上に変更し、約5センチ(2インチ)高くすることを提案した。打者はより積極的なバッティングができ、三振や四球が減ると予想され試合時間の短縮に繋がる。

 敬遠四球に関しては、投手がボールを4球投げる前に敬遠の意思表示を行えば、打者を一塁へ歩かせることが可能となる提案。ESPNの調べによると、1度の敬遠四球につき今までより約1分の時間短縮になるとデータが出ている。

【MLBの9回までの平均試合時間】
2016年シーズンの9回までの平均試合時間は3時間。これは2015年シーズンの2時間56分を4分上回った。試合時間の短縮についてはMLBコミッショナーであるロブ・マンフレッド氏が繰り返し訴えている問題である。


VictorySportsNews編集部