70歳になった尾崎将司の今季初戦。注目のシーズンが幕を開ける
「ラストシーズン」70歳の尾崎将司が進退かけてティオフへ
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前(12日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71) 国内ツアー通算94勝で今年1月に70歳になった尾崎将司が、今年も国内初戦からシーズンイン。開幕前日の12日はプロアマラウンドに出場し、18ホールをこなして初日への準備を整えた。 近年は、10年ほど前から悪化した腰痛との戦いが続いている。昨季は12試合に出場して予選通過はなく、年間自己最多となる9回の途中棄権を余儀なくされた。1月24日の誕生日には「今年結果が出なければクラブを置く」と明言し、自らの進退をかけた注目のシーズンに臨む。 「まあ、いろいろとやっているよ」とオフから続けてきた調整で、中でも重点的に取り組んできたのは自転車を用いたトレーニングだ。「今年はずっと自転車をこいでいる。去年よりも歩く力が上回っている感触があるし、状態がいいことに間違いはない」と、下半身の筋力アップを実感。フィジカル面での順調な仕上がりを強調した。 「公表しているように、ラストシーズンだと思ってやっている」と、この1年にかける決意を改めて言葉にした尾崎。過去とはまた違った緊張感に包まれる中で、あす初日のティオフを迎える。(三重県桑名市/塚田達也)
70歳になった尾崎将司の今季初戦。注目のシーズンが幕を開ける