上田桃子は2年ぶりの地元大会に気合いを込めた 有村智恵は親族が応援に駆けつける。声援を味方にしたい 笠りつ子はプロアマ戦で最終調整し、地元での活躍を誓った
上田桃子ら地元熊本勢が活躍誓う「元気に前を向いて」
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 事前情報(13日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6452yd(パー72)◇ 最大震度7の熊本地震で大会中止を余儀なくされて1年が経過した。2年ぶりの開幕となる14日を前に、地元・熊本勢は口々に意気込みを語り“復興大会”での活躍を誓った。 上田桃子は地震の直後から、米ツアーを戦う宮里藍らと連絡を取り、義援金集めなどに奔走してきた。今大会は2007年にプロ初優勝を果たした思い入れの強い地元開催。「元気に前を向いていきたい。熊本の人たちは改めて強いと思った。恥ずかしくないように頑張らないといけない」と力を込めた。 また、スポット参戦する予定だった昨年、当地で地震を経験した有村智恵は、それをきっかけとして米国から撤退を決断した。昨年末の最終QTを経て、日本ツアーに集中する心機一転のシーズンでもあり、「自分の高まる気持ちを抑えて冷静にできればいい」と親族が応援に駆けつける大会での平常心を注意点に挙げた。 昨季賞金ランク日本人トップ(全体3位)と躍進した笠りつ子は「(地震後)ゴルフができることに感謝した」とこの一年を振り返り、「強い気持ちを持ってやりたい」と大会初制覇を見据えた。 今大会は例年、開幕前に「優勝者の記念植樹」を行ってきたが、前年は優勝者なし。今年は代わりに18番グリーン脇で「熊本地震復興祈念植樹」を行い、いよいよティオフを迎える。(熊本県菊陽町/林洋平)
上田桃子は2年ぶりの地元大会に気合いを込めた 有村智恵は親族が応援に駆けつける。声援を味方にしたい 笠りつ子はプロアマ戦で最終調整し、地元での活躍を誓った