記者会見でのエンリケ監督フレーズ10選
執筆者 Roger Torelló エンリケ監督は、リーガ前節対マラガCF戦、及びチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファースト・レグ(第1戦)ユヴェントスFC戦と2戦連続で敗北を喫しており、会見でのコメントに詰まる場面も見受けられた。 以下はエンリケ監督が記者会見において発したフレーズの中で、とりわけ注意を引いたフレーズ10選だ。 ―ユヴェントス戦での敗北 「敗北の全責任は私にある。ただし、私の采配が間違っていたとは思わない」 ―選手達へのメッセージ 「次戦R・ソシエダ戦での注意点は選手達に直接ロッカールームで伝えるよ。15日の同試合では、ユヴェントス戦の悪夢が2度と繰り返されないように祈っている。2016―17年シーズンのようにこれほど酷い試合を繰り返したのは過去3年を遡ってみても思い当たらない」 ―発言の変化 「私たちは決して諦めることはない。ユヴェントス戦セカンドレグ(第2戦)で大逆転できると信じている。大前提としてR・ソシエダ戦にて白星を飾ることが条件だ」 ―R・ソシエダ戦 「2016―17年シーズン終了に向け試合数も少なくなる中で、現段階における最も手強い相手の1つに数えられる」。 ―チーム状態 「本調子ではないが、チームはこの逆境に立ち向かってくれると信じている」 ―CL対パリ・サンジェルマンFC(PSG)戦ファーストレグでの大敗北と今回のユヴェントス戦での敗戦の違い 「PSG戦は試合時間が非常に長く感じたが、ユヴェントスとの試合は時間が矢のように過ぎるだろう。この点でPSG戦とは異なると思う。ユヴェントスとのCLセカンドレグに対しては様々な意見が飛び交っているが、現段階ではこれ以上コメントすることはない」 ―マラガ戦、及びユヴェントス戦と2戦連続敗北の要因 「これがスポーツというものだよ。試合が始まる前からアドバンテージがあるわけでもないし、毎年すべてのタイトルを獲得できるチームもない。私たちバルサは全タイトル獲得に向け、死力を尽くしている数少ないチームの1つではあるがね」 ―現メンバーがベストメンバーか 「シーズン初めに言及したね。今日のように再び同じ質問をぶつけてくることは分かり切っていた。シーズン終了を迎えないことには分からないよ」 ―R・ソシエダ戦へ向けサポーター達に一言 「私がサポーターの皆さんと同じ立場であったのなら、全選手を応援する。例外なく、全選手をね。皆さんもヤジを飛ばしたくなるようなプレーを目にすることがあるかもしれない。そうであれば、その意志を尊重する。ただし、私たちバルサが勝ち点3を獲りに行くという目標を掲げ試合に臨んでいるということだけは忘れないでいただきたい」 ―バルサ監督就任後最も厳しい時期に直面していると思いますか? 「このような時期というのは初めてではない。何度も経験しているよ。何度も苦境に立たされると人はその状況に対する耐性がついてしまうのだろう。サポーターやメディアから受けるバッシングよりも自分たち自身に向ける自己批判の方が勝っていることは間違いない」