上田桃子は最終日の逃げ切りで”地元復活V”となるか
上田桃子 6年ぶりの「単独逃げ切り」で復活Vに挑む
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 2日目(15日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6452yd(パー72) 熊本県出身の上田桃子が4バーディ、2ボギー「70」でプレーして、後続に1打差の通算5アンダーで単独首位を守った。上田が単独トップで最終ラウンドを迎えるのは優勝した2011年「ミズノクラシック」以来。3季ぶり復活Vに向けて「理屈ではなく気持ちで打っていきたい」と気合いを入れた。 最終18番(パー5)。グリーン奥から3打目のアプローチを20センチに寄せて、混戦を抜け出すバーディで締めくくった。「アドバンテージになるので本当に大きい。その1打を縮めるために練習している」。 2014年シーズンの2勝を最後に優勝がない。その2勝はいずれも2位からの逆転劇だった。単独トップで出て優勝を挙げたのは、フォン・シャンシャン(中国)とのプレーオフを制した2011年「ミズノクラシック」までさかのぼる。 後続の2打差内に3選手がいる状況で最終日を迎える。グリーンが硬い難コースということから、混戦になることも十分予想している。ただ、3年ぶりの勝利を望んでいるは上田だけではない。「ギャラリーから『絶対優勝して』って言わる。ホームの力をエネルギーに変えたい」と意気込んだ。(熊本県菊陽町/林洋平)
上田桃子は最終日の逃げ切りで”地元復活V”となるか