ドライビングレンジで3時間の打ち込みを行った石川遼
石川遼が練習ラウンドを回避 その理由は?
◇米国男子◇バレロテキサスオープン 事前(18日)◇TPCサンアントニオ-AT&Tオークス(テキサス州)◇7435yd(パー72) 石川遼が開幕2日前の18日(火)、最高気温30度の暑さの中で、球の打ち込みに計5時間を費やした。普段プロアマ戦に出場しない大会では、火曜日に必ず練習ラウンドを行うのが石川のルーティンだが、「(今週は)集中的にボールを多く打ちたかった。あしたもう1日(の打ち込み)で、もう少し良くなってきそう」と、手応えをつかみつつある。 パッティング練習のあと、ウェッジ、アイアン、1Wを中心にドライビングレンジで3時間。練習ラウンドはコース入りした16日の1回にとどめ「コースを回ってしまうと、どうしても置きにいってしまう。だから、きょうは、自分の中で違うと思った」と、集中的な打ち込みの理由を明かした。 ここ3戦連続予選落ちという苦境に立たされている石川。「自分のゴルフを貫いている選手がやっぱり結果を出している。自分のゴルフをしなくては得るものがない」と、米ツアーのハイレベルな選手や難コースを前に、自身が日本ツアーで活躍する時代に武器としていた1Wの自信はここ数戦、影を潜めている。 16日に臨んだ練習ラウンドでは、18ホールをまわり、パー3の4ホールを除く全14ホールで1Wを握った。フェアウェイが狭いホール、リカバリーが難しいネイティブエリアも数多くあり、ショットの安定感を求められる難コース。「長い目で見てやっぱり1Wを伸ばしていかないといけない」と、果敢に”攻めの練習”を行っていた。(テキサス州サンアントニオ/林洋平)
ドライビングレンジで3時間の打ち込みを行った石川遼