ゴファンに初めて敗れたジョコビッチ
ジョコ 準々決勝で力尽きる
男子テニスのモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は21日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク2位で第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は同13位で第10シードのD・ゴファン(ベルギー)に2-6, 6-3, 5-7のフルセットの末に敗れ、2年ぶり7度目のベスト4進出とはならなかった。 この試合、ジョコビッチは開始から全開のゴファンに2度のブレークを許し第1セットを先取されたが、続く第2セットで立て直しセットカウント1-1に。 迎えたファイナルセット、調子を上げて先にブレークに成功したジョコビッチだったが、最後はゴファンの粘り強さを前に力尽きた。試合時間は2時間37分。 ジョコビッチは、ゴファンと6度目の対戦にして初の敗戦を喫した。 右肘の故障から約1カ月ぶりの公式戦復帰だったジョコビッチは、初戦の2回戦でG・シモン(フランス)、3回戦で第13シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)を下して準々決勝へ駒を進めていたが、いずれもフルセットの苦戦を強いられていた。 一方、勝利したゴファンは準決勝で第4シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する。 26歳のゴファンは今シーズン、ABNアムロ 世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)とソフィア・オープン(ブルガリア/ソフィア、ハード、ATP250)で準優勝、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では8強入りを果たしている。 モンテカルロ・マスターズには5年連続の出場で、今回初の4強入りとなった。
ゴファンに初めて敗れたジョコビッチ