優勝したら?フェデックスカップポイントは?36年ぶりチーム戦の仕組み
◇米国男子◇チューリッヒクラシック 事前情報(25日)◇TPCルイジアナ(ルイジアナ州)◇7341yd(パー72) 今年から大きくフォーマットを変えた「チューリッヒクラシック」は、初日と3日目が1つの球を交互に打っていくフォアサム、2日目と最終日がそれぞれの良いスコアを記録するフォアボールで争われるチーム戦。各チーム2名ずつの計80チームは2日目を終えた時点で上位35位タイまでが予選通過となり、4日間72ホールを終えた時点で首位が並んだ場合は、フォアボールのサドンデス形式によるプレーオフが行われる。 米PGAツアーのオフィシャルイベントとしてチーム戦が行われるのは、1981年の「ウォルトディズニー・ワールドナショナルチーム選手権」以来36年ぶりのこと。競技にフォアサムが取り入れられるのは、PGAツアーが組織された1968年以降では初めてとなる。ツアー発足前の1934年、「パインハースト・プロプロ」という大会でフォアサムが取り入れられたが、この時はチームの両選手がともにティショットを打ち、良い方の球を選択して以降は交互に打っていくスコッチ・フォアサムというフォーマットだった。 賞金とフェデックスポイントはチームでの分配となる。今大会では優勝チームのそれぞれの選手が、通常の試合で付与される1位(500ポイント)と2位(300ポイント)のポイントを合算した半分(400ポイント)を獲得し、2位のチームは同3位と4位を合算した半分を獲得という具合に続いていく。賞金も同じ仕組みだ。 また、優勝は公式な優勝数としてカウントされ、チームの両名には、今シーズンの残りと翌年から2年間のシード権が与えられる。また、当該年度の優勝者が招待される「(翌年の)SBSトーナメントofチャンピオンズ」「ザ・プレーヤーズ選手権」の出場権に加え、「全米プロゴルフ選手権」も両名を出場有資格者に加える予定だ。(ルイジアナ州ニューオリンズ/林洋平)
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