ケガに悩む錦織 棄権頻度は?
錦織圭は22日、バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)の欠場を発表した。ツアー大会の欠場は半年ぶりとなったが、これまで錦織のニュースに度々「怪我」の文字が登場してきたように、怪我による欠場や棄権は決して少なくない。 昨今の錦織の怪我による棄権でテニスファンの記憶に最も残っているのは、昨年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の4回戦ではないだろうか。前哨戦で痛めた左脇腹をかばいながら、3試合を勝ち抜いた錦織の身体は悲鳴を上げていた。 相手のM・チリッチ(クロアチア)に攻撃され、ラリーを続けることすら難しかった錦織は、1-6, 1-5となったところで棄権を申し出た。前年に引き続き、無念のリタイアとなったことに対し、錦織は悔しさをにじませていた。 選手の棄権は、選手自身だけではなく、ファンや大会関係者にも大きな影響を与える。次に出場予定のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、 ATP1000)では元気なプレーで観客を沸かせる錦織の姿を期待したい。 【錦織圭 負傷による棄権一覧】 ※下部大会は除く 《2016年》------------------------------------- ・10月 楽天ジャパン・オープン2回戦:臀部負傷 ・7月 ウィンブルドン4回戦:左脇腹負傷 ・6月 ゲリー・ウェバー・オープン2回戦:左脇腹負傷 《2015年》------------------------------------- ・11月 BNPパリバ・マスターズ3回戦:左腹部負傷 ・7月 ウィンブルドン2回戦:左ふくらはぎ負傷 ・6月 ゲリー・ウェバー・オープン準決勝:左ふくらはぎ負傷 《2014年》------------------------------------- ・5月 ムチュア・マドリッド・オープン男子決勝:腰の負傷 ・3月 ソニー・オープン男子準決勝:左股関節負傷 ・2月 デルレイ・ビーチ・オープン2回戦:臀部、腹部負傷 《2013年》------------------------------------- ・2月 デルレイ・ビーチ・オープン1回戦:側部負傷 ・1月 ブリスベン国際男子準決勝:左膝負傷 《2012年》------------------------------------- ・10月 BNP・パリバ・オープン3回戦:右足首負傷 ・4月 バルセロナ・オープン準々決勝:腹筋負傷 《2011年》------------------------------------- ・8月 全米オープン1回戦 《2010年》------------------------------------- ・8月 全米オープン3回戦:足の付け根負傷 ・6月 AEGON国際1回戦:臀部負傷 《2009年》------------------------------------- ・1月 ハイネケン・オープン1回戦:右腕負傷 《2008年》------------------------------------- ・6月 ウィンブルドン1回戦:腹筋負傷 ・6月 AEGONノッティンガム・オープン男子1回戦:腹筋負傷 ・2月 リージョンズ・モーガン・キーガン選手権 予選2回戦
マイアミOP時の錦織