2017年2月7日、NFL王者ニューイングランド・ペイトリオッツに所属するマーテラス・ベネット(29)が、スーパーボウル王者の恒例行事ともなっているホワイトハウスへの表敬訪問に関して、スーパーボウルの試合後にダラス・モーニング・ニュースに対し「行くつもりはない。自分がどう感じているかは、みんなが知っている。ツイッターをフォローしてくれれば分かる」と、拒否する意志を伝えた。

 その後、チームメイトであるデビン・マッコーティ(29)も「ホワイトハウスへの旅行をスキップする」とコメントをしたと、シカゴ・トリビューン紙は報じている。

 トランプ政権が行おうとしている中東・アフリカの7ヵ国からの入国を一時禁止する大統領令を巡って、政治的混乱がエスカレートしている米国では、大統領支持派と反対派が国を二分する事態に直面している。ベネットは以前からトランプ政権を批判するコメントをツイッターでしており、スーパーボウルの試合前にもホワイトハウスへの表敬訪問を拒否する意向を示していた。

【マーテラス・ベネット】1987年3月10日生まれ、テキサス農工大出身。身長198cm、体重125kg。ポジションはTE(タイトエンド)。2008年にドラフト2巡目でダラス・カウボーイズに指名され入団。その後、ニューヨーク・ジャイアンツ、シカゴ・ベアーズと渡り歩く。2016年にニューイングランド・ペイトリオッツに移籍。シーズンでは15試合に出場し、チームのスーパーボウル優勝に貢献した。シアトル・シーホークスに所属するマイケル・べネット(30)とは兄弟である。


VictorySportsNews編集部