青木功はエージシュートならず 尾崎将司「同組は最後に」のワケ
◇国内男子◇中日クラウンズ 2日目(28日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)6545yd(パー70) 5年ぶりに同組でプレーした74歳の青木功は通算22オーバー104位タイ、70歳の尾崎将司は通算21オーバー103位タイでともに予選落ちした。 青木は後半12番で2.5mを沈めてバーディを決めた時点で、この日4オーバー。実年齢以下のスコアで1ラウンドをまとめるエージシュートへの期待もかかったが、その後3ボギーを叩いて「77」。2013年「つるやオープン」初日に尾崎が記録して以来、レギュラーツアー史上2度目の快挙達成はならなかった。 昨年10月の「日本シニアオープン」以来、レギュラーツアーは前年大会以来の出場。日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長の職務の合間を縫ってトレーニングを重ねてきた。 「36ホール出来るだけの体力は出てきた。体力がついてきたから仕事もできるようになると期待している。自分のノルマをひとつ消化できた」と充実感も口に。2日間の直接対決を演じた盟友についても「僕とジャンボの組み合わせは、もうこれからあるか分からない。老体にムチ打って、36ホール回れたから良かったよ」と話した。 一方の尾崎は出だしの1番でバーディ発進を決めたが、グリーン手前からアプローチでの3打目を寄せきれなかった6番から3連続ボギーを喫して後退。1バーディ、9ボギー「78」の結果に「ティショットは悪くなかったが、この(和合の)小さいグリーンを正確にとらえていくだけのアイアンのキレがまだない。また挑戦し直します」と、ため息をついた。 青木については「74(歳)にもなっているわけだから…、オレもいずれ、ああいう風になる。でもきょうは良いプレーを見せていた。“片鱗”を見せていたよ」と賛辞。「青木との同組?もう最後にしてもらいたいね。オレ(のスコア)が引きずられるから」と、愛情たっぷりの捨てゼリフを残してコースを去った。(愛知県東郷町/桂川洋一)
青木と尾崎は5年ぶりの同組対決でともに36ホールを戦い抜いた