WOWOWのNBA中継への出演を機にNBAに『目覚めた』おのののか、『超攻撃型』のあのチームを応援することに決定!
お気に入りは『息吹きかけ男、サイボーグ、新種、ヒゲ』?? 現地5月1日、東のプレーオフ準決勝となったキャバリアーズとラプターズの第1戦。WOWOWの生中継にタレントのおのののかさんが出演。前回の『NBAオールスター前夜祭』に続き、番組終了後の控室で話を聞いた。 もともとミニバスから高校までバスケ一筋のプレー経験を持つおのさん。前回の出演を機にNBAに目覚め、この2カ月半でNBAを勉強しているそうだ。それではベタに『お気に入りのプレーヤーは誰ですか』と質問してみると、「最近だと……ランス・スティーブンソン選手」と初心者らしからぬ名が飛び出した。 「レブロン・ジェームズ選手の集中を乱すために耳に息を吹きかける迷シーンをきっかけに知ったんです。プレーオフで負けちゃったんですけど、ポール・ジョージ選手とスティーブンソン選手はキャバリアーズにも引けを取っていなくて。面白い選手かと思ったら実力があって、ものすごく頑張っていたのが印象的でした」 なるほど、さすがバスケ経験者だけあって、目の付けどころが違う。次に名前が挙がったのはスパーズのカワイ・レナード。こちらも玄人好みのスター選手だ。 「レナード選手は『サイボーグ』と呼ばれているのをきっかけに見たんです。すごいプレーをするけど、表情を変えないところが気に入りました。私はポーカーフェイスの男性が好きなんです。『魚の目』なんて言われているみたいですけど、クールでカッコいいですよ。いつか現地までインタビューに行って、レナード選手を笑わせてみたいです(笑)」 お次はヤニス・アデトクンボ。「『新種』のプレーヤーと言われているんですよね」とおのさんが言うと、共演したNBA解説者の中原雄さんが「変な異名のある選手ばかり好きになるね」と茶化す。「アデトクンボ選手は何が『新種』なんですか?」という問いに中原さんが丁寧に答える。「これだけ大きな選手が完全にガードとしてのプレーができるというのは、今のNBAに他にいないんです。彼を中心としたチームが確立できたらものすごく強くなりますよ」という中原さんの言葉に、「だそうです」とおのさんが笑う。 『息吹きかけ男』、『サイボーグ』、『新種』に続くのは『ヒゲ』のジェームズ・ハーデンだ。 「ヒゲが個性的なので一度見たら忘れませんよね。見た目がワイルドなので、『俺がやってやる!』というタイプなのかと思ったら、周りをすごく見ているんです。最初は怖い人なんだと思いましたが、プレーには人間性が出るじゃないですか。ハーデン選手は絶対優しい人、気を遣える人だと思います。あのアシストは見ていて気持ちがいいです」 ガードの技術やスピードを見るのが単純に気持ちいい NBA観戦初心者のおのさん、まさに『ハマりつつある』今がすごく楽しいと言う。 「最初はプレーのスピードが速すぎて理解が追い付かなくて、あまりにすごくて『何のこっちゃ』という感じだったんですけど(笑)、試合を見てニュースを読んでいると、選手一人ひとりの名前とかバックボーンが分かってきて、それで見る側の視野も広がってきますよね。選手のカラーとかチームのカラーが分かり始めているのが今です。まだエース級の選手しか分からないんですけど、試合を見るたびに知っている選手が増えて、今は見れば見るほど楽しい感じです」 部活時代は3番(スモールフォワード)だったという小野さんだが、NBAではガードの選手をついつい追いかけてしまうそうだ。「プレーのタイプを語るとなると、まだそれほど試合を見ているわけじゃないので大したことは言えないんですけど、センターやフォワードよりはガードの選手の、技術とかスピードを見るのが好きです。単純に気持ちいいですよね」 NBAのスター選手の名前が、スラスラとは言わないが多数出てくるところからして、忙しいスケジュールの合間を縫って結構な試合数を見ているのだろう。「そろそろ応援するチームを一つ決めたいですね」とおのさんは言う。 「強いチームは魅力的なんですけど、私の性格的にはちょっと弱い部分のあるチームを追いかけて応援したいんです。だからウォリアーズとキャバリアーズよりも、その合間を縫って出てくるようなチームがいいです」 選手名鑑のページをめくりながらしばし考えた後、おのさんは続けた。「ロケッツですかね。ハーデン選手がいるし、3ポイントのシューターがたくさんいるんですよね。試合の展開が早い超攻撃的なチームは見ていて楽しそうなので。あとは中原さんオススメのバックスを応援します」 WOWOW NBA ONLINE
取材=鈴木健一郎 協力=WOWOW 写真=Getty Images